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木粉(Wood Powder)とは

木粉(Wood Powder)とは

単なる副産物であった従来の『木粉』は、建築資材の製材過程や取り壊し木材のリサイクル過程で副産物として生成されていたため、

不純物の除去や粒度調整が困難で、素材としての要求規格の高度化に対応しにくくなっていました。

そこで私たちは「品質」を加える、木粉2.0化を進めています。

那賀ウッドが自信を持って製造する「木粉」について、下記のとおりご紹介します。

木粉とは

《読み方》

「木粉」

漢字では木(き)に粉(こな)と書き「木粉」です。読み方は「もくふん」と読みます。

英語では木(Wood)に粉(Powder)と書き「Wood Powder」です。

一般的には「ウッドパウダー」と言った方がイメージしやすいかもしれません。

《品質》

  • 国産材100%の純国産製品
  • 原料は生産地が明確な製材端材や背板を使用
  • 解体材不使用だから、粘着剤、防腐剤、アスベスト、鉄くずなど不純物混入無し

(SGEC-CoC森林認証取得、徳島県認証制度、徳島県リサイクル認定など各種認証に準拠した木粉の管理を行っています)

《機能》

基本的に材料である木材の性質・機能を持っています。天然・自然素材ですので安心安全です。

①吸水性

粉体のため表面積が大きく、水分を吸着する性質があります。

②消臭性

粉体のため表面積が大きく、臭気などを吸着する特性があります。

③断熱性

木材はかさ比重が小さいため熱伝導率が小さい特性があります。

④抗菌性 

 木材に含まれている成分により菌の繁殖を抑える効果があります。※樹種によります

⑤生分解性 

 木材は自然環境下では腐朽する素材です。※他素材との混合・混錬により耐腐朽性の付与も可能です

《大きさ》

「おが粉」と「木粉」がよく混同されますが、一般に、木粉はおが粉よりもさらに小さく、粒子の形状が安定しています。

細かい粒度の木粉は、まるで「きなこ」のようです。

とはいえ、弊社ではおが粉やチップ状の粒子が大きく・品質の安定した「木粉」にも製造対応可能です。

「参考」:木片粒子の大きさによる名称区分

・チップ :5mm以上

・おが粉 :1mm~5mm

・木粉  :1mm(1,000μm以下)

※当社においてさまざまな木質素材を呼ぶときの区分です

 

《活用方法》

さまざまな用途に用いられる木粉の、代表的な活用・加工方法は下記の通りです。

①混ぜる

木粉は粉末のため、他の素材と混ぜ合わせることによって「木の性質の付与」「増量材」などに使用できます。

②成分の抽出

小さくなることで表面積が大きくなるため、木質に含まれる成分抽出や化学反応を行いやすくなります。

③成分の吸着

湿気を吸着する調湿材となる、臭気を吸着して消臭剤となるなど吸着基材としての適性があります。

④基材

かさ比重が小さく表面積が大きい特性は断熱や吸音性能があり、各種基材としての適性があります。

 

用途に合わせた木粉をご提案させて頂きます。新商品開発、研究開発段階でも忌憚なくご相談ください

 

あらゆる用途への最適化が可能な、たった一つの木粉素材です。

  • スギ材以外にも、ヒノキ、竹粉、バーク(樹皮)粉など多様な地域材に対応します
  • ご要望に応じて、全国各地の地域材の木粉化にも対応します
  • 50μm程度~1,000μmまでの幅広い粒度規格(別途、ペレット加工やチップ加工も可)
  • 原料の調達ミックスにより、数種類の色指定も可能
  • 水分の乾燥技術で15%以上の比重軽量化を実現。製品製造時の原料歩留りが改善します。
  • どのような地域、用途、量でのご要望にも、試作テストや出荷など対応いたします。※有償
  • 木材生産現場や森林組合、地域との協力で、原料調達と木粉供給の安定化を実現。
  • 那賀ウッドは各種の認証制度を取得しており安心安全な原材料を調達します。

 

《その他詳細》

アスペクト比 / かさ比重・密度 / 原材料

水分量 / 粒度(大きさ) / 製造フロー・品質管理

 

SDGsへの貢献

那賀ウッドは、地域材の活用により地域振興・国土保全をおこない持続可能な社会づくりへの貢献を目指しています。

木粉の安定的な供給と森林の整備を通じて、みなさまのSDGsへの取組の一助となれるように取り組んで参ります。

 

持続可能な開発目標への取組

2015年に国連でSDGs(持続可能な開発目標)が採択され、世界が2016年から2030年までに達成すべき17の目標が掲げられました。

那賀ウッドの製品・活動はこれらの目標に該当しております。

今後も引き続き目標達成に向けて取り組みます。

個々の取組

13 気候変動に具体的な対策を

森林管理の促進により、森林・山地の持つ国土保全機能を高め、自然災害に対する強靭性を強化します。

14海の豊かさを守ろう・15 陸の豊かさも守ろう

森林資源の活用を通じて、森林・山地や湖・河川~海までつながる生態系の保全と持続可能な利用を確保します。

4 質の高い教育をみんなに

木育・環境教育活動により持続可能な開発を促進するための知識及び技能を習得できるようにします。

6 安全な水とトイレを世界中に

災害時や緊急時に安心してトイレができる製品づくりをおこない、衛生環境を確保します。

那賀ウッド SDGsへの取組

木の活用や環境教育活動を通じて、山林・河川・海洋の自然環境を保全し、国土保全機能を高め持続可能な社会の実現を目指します。

 

当社木粉製品の用途実績

  • ベンチ
  • 階段、ステップ
  • 遊具
  • 防護柵
  • 側溝蓋(グレーチング)
  • 囲い、壁版
  • デリネーター(視線誘導標)
  • ウッドデッキ
  • ねんど
  • 塗り壁
  • うちわ、扇子
  • 発酵浴
  • 線香
  • ネコ砂
  • 木粉ボイラー燃料
  • 災害時用使い捨てトイレ(簡易トイレ)
  • 油脂吸着剤
  • 木質ペレット(ストーブ・ボイラー燃料)
  • セルロースナノファイバー(CNF)
  • リグノフェノール
  • リグニン
  • 工業試験用材料(衝撃、爆破、防塵など)
  • 弓道場壁基材
  • パテ材
  • 電気製品材料
  • 画材
  • つけもの基材
  • 薫製用木質基材
  • たい肥
  • 土壌改良材
  • トレー
  • ポット
  • タイル
  • 断熱材
  • 吸音材
  • プラモデル
  • タンブラー・カップ
  • カトラリー
  • プレート(食器)

販売

木粉少量パックはオンラインショップでご購入頂けます。

テスト用などにご検討の際はまずはご検討ください。(仕様や量に応じてその後の価格はご相談になります)

《ラインナップ》

・杉木粉:91μmパス・178μmパス・300μmパス・500μmパス・1000μmパス・178μmオンなど

     (心材・辺材の区分もあり)

・桧木粉:178μmパス・300μmパス・500μmパス・1000μmパスなど

・竹粉:178μmパス・500μmパス・1000μmパスなど

・広葉樹木粉:178μmパス

木粉をもっと詳しく

木粉の仕様の詳細などは個別ページよりご覧ください。

ご不明点や質問などございましたらお問合せフォームよりご連絡願います。

問合せフォーム

木粉規格の一覧

オンラインショップに掲載している国産木粉の規格の一覧です。 ■規格説明 ・○○パスとは、目開き○○のスクリーンを通過した規格です。  概ね○○以下の粒径の木粉規格となります。...

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アスペクト比

アスペクト比とは アスペクト比とは、縦(長辺)と横(短辺)の比率を表す尺度です。 値が大きいほど細長い形状になり、1に近いほど、正方形(丸)に近い形になります。つまり、木粉のアス...

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かさ比重・密度

弊社にて製造している、いろいろな地域素材を原料とした。「スギ」「ヒノキ」「竹」「バーク」木粉について、密度・かさ比重という観点からそれぞれの木粉の特徴をご紹介します。 下の写真は...

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種類・認証

原材料の調達 地域の林業事業体(素材生産者)、製材所、木材加工事業所などとの連携により、品質の高い木質材料を原料として用いています。 いずれの材料も、地域の素材生産者及び加工者...

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水分量

弊社では木粉の水分率を製品バッチ(格納フレコンバック)毎に計測・管理しております。 水分率(%)= 木粉に含まれる水分の質量 / 木粉(木粉+水分)の質量 製造時の木粉...

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粒度(大きさ)

木粉製造設備の各機器の設定、原料の調整により、安定した粒度の異なる木粉を製造可能です。 製造可能な粒子の大きさの目安は1mm(1,000μm)以下です。 《木粉粒度分布...

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製造フロー・品質管理

製造フロー 品質管理の徹底により、産地のはっきりした不純物の混入がない木粉を製造しています。 自然素材であるため、端材などの原料の時点では水分などの条件が異なりますが、 ...

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バイオエコノミー -Bioeconomy- 木粉

弊社が扱う木粉は、「バイオエコノミー」の概念に合致したエコ素材です。 持続可能な社会の構築に向け、多用途、工業用としても活用可能なバイオマス素材「木粉」をご提供させて頂きます...

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