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国産ヒノキ木粉の製造 ヒノキ木粉製品も開発中です!
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弊社の汎用木粉製品は、徳島すぎ・木頭すぎを原料とした「スギ木粉」ですが、今回は地元那賀町産のヒノキを原料とした「ヒノキ木粉」の製造についてご紹介します。トレーサビリティーや品質管理を適切に行った木粉はさまざまな用途に安心してお使いいただけます。

那賀町では、人工林の約9割がスギ林、残りの1割がヒノキ林であるため、地域の製材所でも主にスギ製品を製造しています。そのため、製材所から発生する端材にはヒノキがあまり出てこずヒノキ木粉を製造する際には「原木(タンコロなど)」を原料として製造します。タンコロというのは、木の根本の部分であり、製材品などには用いられず山で切り落とされたり、市場で切り落とされて、チップ原料などにも活用されています。

ヒノキのタンコロ(根本部)

見た目の上で、ヒノキとスギの分かりやすい違いは『色』です。心材という丸太の中心の部分が、ヒノキは白く、スギは赤い(時には黒い)です。

↓ヒノキの断面

ヒノキは心材の部分が白く柔らかい色です

スギの断面↓

スギの心材は赤いです

粉砕加工する前に、タンコロを薪状に小さく分割します。割っておくことで乾燥も一気に進みます。

粉砕投入前のヒノキ

ヒノキはスギと比べると内部も白いです

完成した木粉を見てみましょう。左、中央がスギ、右がヒノキです。中央のスギと右のヒノキを見比べると木粉の色にもずいぶん違いが見られます。スギの心材木粉は、材料の赤い色が木粉にも出ています。一方で、左のスギ辺材を原料とした木粉もヒノキと同等の白い色をしています。材料の管理により、用途に合わせたいろいろな種類の木粉ができるのです!SGEC-CoC認証付の製品にも対応可能です。

左からスギ辺材、スギ心材、ヒノキ

ヒノキ木粉の見た目以外の特徴としては、『香り』があります。木粉に加工しても、ヒノキのいい香り(ヒノキチオールなど)は持続しています!塗り壁や粘土に加工すると、ヒノキのいい匂いが周りに充満してとっても癒されますよ~!

ヒノキの木粉は特注品になりますが、製品の供給や用途開発など是非お問合せください。

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